プロから学ぶ+1  イニエスタ

見落としているかもしれないトッププロのアクションを紹介する特集、今回はイニエスタ選手のハイレベルな認知のアクションです。これができれば、優位にゲームを進められる、そしてこのポイントを知っていればより個人練習にも身が入るかも、そんなポイントです。

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「ボールを受ける前に周りを見ろ」

パス練習、そしてポゼッションTRなどでよく言われるポイントですね。

そんな「周りをみる」に関して、特にイニエスタ選手の

「パスが出されてから首を振る」

というアクションを通じて練習ポイントなどを紹介します。

画像1↓

画像2↓

まず、少し見づらいかもしれませんが、上の画像1から画像2のように、イニエスタ選手はこのシーンでは自身にパスが出されてから首を振っています。

実は、中盤でボールを受けるのが特に上手い選手はこのアクションを多くしています。

 

「パスが出されたらすぐに首を振って、視線を外し、また戻し、ボールを受ける」 

 

もちろんパスが出る前にも周りをみているので、最終確認といったことでしょう。

守備側としては「ボールの移動中にパスを受ける選手にできるだけ寄せる」のは大事なポイントですよね。だからこそ、このタイミングでみることでよりアップデートされた情報を認知することができるんですね。

 

そして、効果的なスペースが空いていればそのままそちらへボールを導く

もし寄せられていれば、首を戻してボールを見たあとの一瞬で、ボールを奪われない場所に正確にファーストタッチをする。

 

なお、イニエスタ選手もいつもいつもボールの移動中に首を振っているわけではありません。

実際に以下の画像3と画像4のシーンでは、ボールの移動中には首を振らずにシンブルに1タッチでボールをリターンし、その後空いているスペースにまた動いていきました。

画像3↓

画像4↓

 

きっとパサーとの距離が近く首を振る時間がなく、その上相手選手が近くにいることを認知している場合は、ボールの移動中には首を振らずプレーしているんだと思います。

もちろんそれでもボールを受け、相手を引き込み、シンプルに返すことでチームとしてはギャップを創ることができます。

 

さて、こういったアクションと技術を獲得し、習慣化するためにはもちろんトレーニングが必要です。ぜひ普段のパス&コントロールで、ボールの移動中のタイミングでの周りを見ることを要求しましょう。 

チーム練習の現場でも、良いボディシェイプをとることは前提の上で

  • ボールの移動中に首を振って周りを見よう
  • 相手が近くて周りを見ている時間がなさそうだったら受けてもシンプルにプレーしよう

というメッセージを伝えるのはいかがでしょうか。

 

今、コロナウィルス対策でなかなかチーム活動ができない状況ですが、個人練習でも

リフティング:たまに高く上げて落ちてくる前に首を振って後ろの状態を認知

壁を使ったパス練習:壁に跳ね返った後に首を振ってボールを受ける

例えばこういった課題を加えるだけでより個々のレベルアップにつながると思います。

 

ぜひ試してみてください!

(了) 

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Written and edited by Takuro Hosaka

soccercoaching.jp編集者

AFC A級

JFA A級U-12

 

2017年~ タイプレミアリーグクラブ True Bangkok United アカデミー

Category: プロから学ぶ
By: Admin
Posted: 2020年04月04日 16:10

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