育成年代リーグシステム in ペルー

Ola! 今回はタイトル通り、ペルーの育成年代のリーグシステムについて紹介します。 取材協力者はペルー1部リーグで22回の優勝を誇る名門、AlianzaLima(アリアンサ・リマ)にて育成部長を務める、日系3世のErnesto Arakaki(新垣エルネスト)氏です。

Ernesto氏は長くAlianza Limaでキャプテンを務め、ペルー代表にも選出された事のあるCBです。

日本代表に欲しかった人材ですね。

 

選手引退後はペルーのユース年代の代表コーチなどを歴任した後、現在のAlianza Lima育成部長に就任していますので、ペルー育成部門のインタビューをするのにまさに適任と言えます。

 

【U12の大会システム】

12歳以下の育成年代では、FPF(ペルーサッカー協会)主催の大会がありません。

ですので現状としてU12各大会は、協会以外の民間団体などが中心となって行います。

 

従って、各大会毎に微妙にルールやシステムが違ってきます。

基本的には日本と同じ少人数制、7人や8人で、コートも少し小さめのフットサルぐらいだったり大人用サッカーのハーフコートくらいの大きさで試合を行います。

 

リーグ戦のみ、リーグとトーナメントの併用など、大会形式も様々です。

 

【U13以上の大会システム】

13歳以上からは、FPF主催の大会があります。

 

ただしこれも各州毎に形式やルールは変わってきます。

今回は首都リマのリーグについて紹介します。

 

リマの最高リーグには30チームが参加します。

勿論大都市リマには30チーム以上クラブが存在しますが、大きなクラブしか参加出来ません。

無理矢理例えるならば、日本のJユースカップの様なイメージでしょうか。

 

小さなクラブはまた別の大会に出場します。

例えば日系人は日系人中心のリーグに参加したり、複数チームに所属して複数リーグに出場します。

 

ペルー最高リーグをコパ・フェデラシオンと呼びます。

コパ・フェデラシオン参加の30チームは前期には10チーム毎の3部リーグに分けられています。

 

リーグは横ではなく縦の関係で、1部リーグが最も強いチームのリーグです。

日本のJ1、J2、J3と同じです。

そして勿論Alianza Limaは1部リーグ所属です。

 

まず前期には、10チームがH&A総当たり、1チームあたり全18試合を行います。

その上位6チームが、後期リーグ1部に進み、今度はH&A総当たりを2回(同じチームと4試合)、1チームあたり全20試合を行い、優勝を決めます。

 

前期リーグ1部の下位4チームと、前期2部の上位2チームを足した6チームで、後期2部リーグを行います。

ルールは後期1部と同じで全20試合を行い、後期2部リーグの上位4チームは来年度前期1部リーグ出場、下位2チームは来年度の前期2部リーグ出場です。

 

前期リーグが10チーム×3部リーグ制

後期リーグが6チーム×5部リーグ制

 

という変則形式のリーグとなります。

とてもユニークなリーグ戦ですね。

 

日本の皆様の参考になれば幸いです。

 

執筆協力者

Ernesto Arakaki(新垣エルネスト)

 

選手時代には長くAlianza Limaのキャプテンを務め、ペルーA代表に選出された経歴もある日系人CB。

引退後、育成年代のペルー代表コーチを務めた。

現在はAlianza Limaの育成部長を務めている。

日系人らしく、真面目で誠実、学問も修めている。

 

(了)

 

 

執筆者:

平安山 良太

沖縄県出身

 

小学生よりサッカーを初めるが、ケガにより早期挫折し、若くして指導者の道へ。日本で街クラブ、部活、Jクラブで幼稚園~大学生まで幅広く指導者として関わった後、海外へ。東南アジアのプロクラブや代表チームで研修の後、ブラジル1部リーグのAtlético Paranaenseでアシスタントコーチを務めた。2014年5月からはクラブワールドカップでも優勝したSC Corinthiansでアシスタントコーチを務めている。

https://mobile.twitter.com/henzanryota

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Category: 海外日本人コーチ
By: Admin
Posted: 2015年08月19日 17:29

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