From Brazil: 南米GKコンバットが熱い!

こんにちは。コリンチャンス育成部コーチの平安山です。 今回紹介するのは、コリンチャンスU15のGKトレーニングです。 南米には「Keeper Combat」と呼ばれる、闘うGK練習があります。


私が関わるブラジルのコリンチャンスJrYの練習でも行われますし、アルゼンチンでは大会も開かれているほどの人気で、実際の試合にも有効なこの練習を是非日本の皆様に紹介したいと思います。

 

今回は、アルゼンチンのGK指導者界の重鎮で、GKスクールAER代表のサッコーネ氏と、アルゼンチン1部リーグ、ラヌースの育成でコーチを務め、AERでもアシスタントコーチを兼任している飯沼 直樹氏にも協力して頂き、執筆させて頂きます。

 

まずは動画をご覧下さい。

アルゼンチン、AER主催キーパーコンバット大会①

 

アルゼンチン、AER主催キーパーコンバット大会②

 

チームや年代によってもやり方に工夫、調整もあり色々違いますが、今回は動画でも紹介した、アルゼンチンのGKスクールAER主催の大会でのルールを紹介します。

 

ルール

☆やり方

2人のGKによる1対1のシュート&セーブ形式の試合。

基本的に攻撃は、投げる(スロー)、置いて蹴る(シュート)、持ち蹴り(パントキック)のどれかで、相手のゴールを狙い、守る側はそれをセーブする、という単純なもの。

 

☆試合時間&決着方法

2分ハーフで、ハーフタイムは1分。

その時間内により多く点を奪ったGKの勝ち。

タイムアップ時同点の場合はPK戦。

 

☆コートの大きさ

縦約24m×横約13m。

ゴールは通常の大人用(7.32m×2.44m)

 

トーナメントにより優勝者を決定、表彰。

 

この練習はブラジルでもアルゼンチンでも広く行われています。

ルールやコートの大きさについてはご自身の指導する選手のレベルや年代に合わせて調整して下さい。

 

この練習の良い点は

サッコーネ氏「キーパーに必要な全ての要素が含まれている。投げる、蹴る、止める、ポジショ二ング、など。だから偶然では優勝出来ない。」

 

飯沼氏「サッコーネ氏と同じく、キーパーの全ての要素が含まれている事。キーパーの試合中のプレー時間は短い事が多いので、より実践的な練習になる事。」

 

実際、この練習は選手達も楽しみ易く、かなり盛り上がります。

練習時間内にメニューの一つとして行う事も勿論アリですが、例えば遊びの一つとして子供達へ紹介し、子供達独自で工夫してルールを作り、友達と遊び感覚でやって貰う手も一つだと筆者は考えます。

 

ちなみに、今大会の参加人数は全体で約110名。

11歳~13歳の部に33名。

14歳~16歳の部に約20名。

17歳~19歳の部に約20名。

20歳以上の部に約20名。

30歳以上の部に17名。

 

日本の育成年代でも、GKがいない、不足しているなんてチームも多い現状を考えると、なかなかの参加人数ではないでしょうか。

 

まだアルゼンチンでも大会開催3年目、メキシコでは今年から初めて開催され、大会自体の歴史は深くはありません。

 

だからこそ、これからこの練習を通して南米から優秀なGKが育っていくのが間違いないですし、その日が来るのを楽しみに待ち侘びています。

(了)

 

 

執筆者:

平安山 良太

沖縄県出身

 

小学生よりサッカーを初めるが、ケガにより早期挫折し、若くして指導者の道へ。日本で街クラブ、部活、Jクラブで幼稚園~大学生まで幅広く指導者として関わった後、海外へ。東南アジアのプロクラブや代表チームで研修の後、ブラジル1部リーグのAtlético Paranaenseでアシスタントコーチを務めた。2014年5月からはクラブワールドカップでも優勝したSC Corinthiansでアシスタントコーチを務めている。

Twitter:@HenzanRyota

 

執筆協力者

飯沼直樹       公式ブログ

埼玉県出身

 

クーバー・コーチング・サッカー・スクールでの指導を経て2013年より単身アルゼンチンへ。

現在はGK専門サッカースクールAERでアシスタントコーチを勤める他、2014年9月よりアルゼンチン1部リーグに所属するC.A.LanusのInfantil(ジュニア年代)コーチに就任している。

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Category: 海外日本人コーチ
By: Admin
Posted: 2014年10月22日 14:41

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