18/19 CL決勝 リバプール2-0トッテナム

リバプールがゴールを奪ったが、トッテナムが前後半ともに試合を支配した。

リバプールが6度目のヨーロピアンカップを手にした。フェルミーノがスタートに復帰して、ワイナルドゥムがミルナーの代わりに選択された。

ポチェッティーノは、4-2-3-1を選択して、ケガで戦列を離れていたハリー・ケインとハリー・ウインクスを使ってきた。セミファイナルのヒーロー、ルーカス・モウラはベンチからのスタートになった。

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マネvsトリッピア

ゲームは劇的なスタートで幕を開けた。30秒で、マネがトリッピアの背後を突き、シッソコのハンドよりリバプールがPKを獲得し、サラーによって先制した。

トリッピアの裏は、リバプールがチャンスを創出するエリアであるように見えた。マネへのロングボールは、バイエルン戦、バルセロナ戦でも効果的であったし、この試合でも開始15分は最もゴールへの道筋が見える攻撃であった。PK直後にも、ファンダイクからマネを狙ったロングボールが入り、トリッピアとロリスがうまく処理できない場面もあり、マネはこの位置からチャンスを創出していた。

リバプールが先制したことで、トッテナムは半ば強制的にポゼッションをせざる得なくなった。多くの時間で、トッテナムは優れていたものの、ゲーム自体は断片的に壊れた部分はあった。多くのロングボール、中盤のヘディングでのテニスのような行き来、多くのスローイン、パス成功率の低さ、中盤でのバトルはほとんどなく、ボールポゼッションを高めることもなかった。国内リーグ終了からの3週間もの中断期間があり、マドリッドでの気温が、両チームを序盤から疲れさせたのかもしれない。

フェルトンゲンとアルデルヴェイレルトの斜めのパス

リバプールの前線の3人はアグレッシブにプレスをかけた。いつもよりも、内側にポジションを取っていたが、トッテナムは3人に対してうまく対処していた。フェルトンゲンとアルデルヴェイレルトは、ウインクスとうまく協力できていた。ウインクスは、パスこそ安全な選択であったが、ボールを持った時に狡猾さを発揮していた。

フェルトンゲンとアルデルヴェイレルトは、サイドに斜めの効果的なパスをとおしていた。トリッピアとダニーローズは、パスを前方にうまく運んでいたが、クロスのチャンスはほとんど創出できなかった。また、スパーズは、センターバックからダイレクトで前線に出すことでチャンスを創出できるようにも見えたが、ソンフンミンやデレアリのチャンスを生み出すまでには至らなかった。

ケイン

試合前も、試合後の分析も、ケインのフィットネスに焦点があたった。彼はたしかに万全ではなかったものの、ピッチの多くのプレイヤーが万全でないようにも見えた。ケインはたびたび自分の仕事をしていた。19分には、ファンダイクを引き出し、エリクセンのパスからソンとアリの2vs2となる局面を演出していたし、33分にはルーズボールに反応し、アリからソンへのクロスを生み出したが、マティップによりカバーされた。

ケインはDFの背後で脅威になることはなかったが、これはここ数年の彼のスタイルでもある。18年のワールドカップでも、彼の動きは、中盤が走りこむスペースを作ることであった。ここでも、スパーズは、3vs3や4vs4の局面を生み出していたが、この日は、(局面が生み出された後の)ソンやアリの状況判断やボールタッチに問題もあった。

試合で最も驚くべき点は、リバプールのチャンスの少なさであった。後半、アレクサンダー・アーノルドやロバートソンがボックスにクロスを上げても、中で対応するのは2人ほどであった。リバプールのパス回しは乏しく、しっかりとしたパスをつなぐよりも、望みを託すようなパスがあまりにも多かった。アレクサンダー・アーノルドのパスの成功率は、この日29%であった。

 

スパーズの交代

ポチェッティーノはアタッカーに変更を加えてきた。ソンを右に、アリを左に、エリクセンを10番の位置において、真ん中から突破口を見出そうとしていたように見えた。結果的には、53分の試合で一番の決定機となるチャンスにつながった。エリクセンから背後を走るアリにパスが通り、アレクサンダー・アーノルドがブロックしたシーンである。

もう一つが69分のシーンである。フェルトンゲンからトリッピアへ斜めのボールが通り、6ヤードボックスへのクロスとなった。ケインはニアに入ったが、おそらくこれはスペースを考えると、ファンダイクの裏にいるべきであった。

ポチェッティーノは、ルーカスとジョレンテを投入し、ターゲットマンを置いて、ロングレンジからのシュートも試みたが、アリソンの手元に収まった。

対して、リバプールはオリギを投入した。実際のところ、オリギの前線でのキープなどは乏しく、単にプレスを助けているだけに見えた。しかし、セットプレー崩れからのシュートが、このCLでの3本目のシュートで自身3点目となるゴールを決めることになった。(了)

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Tags: Zonal marking  
By: Admin
Posted: 2019年06月13日 09:56

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