脚がつったり、痙攣したりするのは、サッカー選手のふくらはぎのように良く動く筋肉では日常的に起こることである。それが起こった時にどう対処するか、どうやって予防するかを示したい。
痙攣は、筋肉が収縮し、リラックスする事が出来なくなった時に起こる。その痛みは、わずかな痙攣から激しい痛みを伴う痙攣までいろいろあり、また数秒で治るものから15分待っても治らないものまでさまざまである。
左図: 筋肉が休んだ状態
中図: 曲げた時に筋肉を収縮した状態
右図: 筋肉が元に戻らず、リラックス状態にならない。
痙攣が起こる3つの理由
疲労:筋肉に疲労がたまっている時に痙攣は起こる。
脱水:選手が充分な水分補給がなされていない時に起こる。
コンディショニング:フィットネスの状態が悪いほど、痙攣に悩まされる確率は増える。
痙攣の時の対処法
脚がつった時の応急処置としては、ストレッチを行い、筋肉のマッサージを行う。症状がひどい場合は、アイシングを行い水やスポーツドリンクを補給する。片手で筋肉をふくらはぎをつかみ、もう片方の手でつま先を上向きに引き上げてふくらはぎを伸ばすことで筋肉のリラックスを促進する。マッサージやストレッチの後で、幾分かはプレーできるようになるが、もし痛みが激しいようだったら24時間は運動を控えるようにする。
痙攣の予防法は?
サッカーの基本となるウォームアップ(特にストレッチ)は欠かせない。フィジカルを良い状態にして、たくさんの水分、栄養のある食事といった基本が、痙攣予防には役立つ。(了)
Tags: コーチング用ヒント
By: Admin
Posted: 2016年03月04日 22:59
Reference: Soccer coaching tips to tackle cramp