練習メニュー:ポゼッションVSカウンターアタック

今回は攻撃にフォーカスしたポール・キー氏のトレーニングメニューを紹介したい。キー氏は(訳者注:記事執筆当時)北アイルランドU-17代表コーチ兼アイルランドサッカー協会の地域パフォーマンスコーチとして活動している。UEFAプロライセンスを保持し、A級ライセンス・インストラクターでもある。

キー氏は自身の担当する年代別代表チームでもこのメニューを採用しており、現代サッカーに即したものと確信している。

~このトレーニングでは選手達の技術力・そして戦術的理解力が要求される。それは攻撃の起点を速いスピードで移動するために、高い技術力、スペースを作るオフザボールの動き、そしてどのエリアから攻撃をするかの見極めや判断の力が非常に大事になるからである。~

このトレーニングには複数の側面があり、そして数多くの攻撃の原則にフォーカスがされている。

-スピードのある攻撃

-意義のあるボールポゼッション

-攻撃の起点の切り替え

-サポートの動き(走り)

-攻撃の際の幅

 

オーガナイズ:

フルサイズピッチ上で、縦は両ペナルティエリア間を使い、横幅もペナルティエリアの幅までとするがそれよりも外のエリア「アウトゾーン」もボールを持っているチームは使える。7人vs7人+2GKとする。(下図参照)

トレーニングの流れ:

青チームがボールを持っている状況でスタートとする。青は自陣の片側のアウトゾーンから逆サイドのアウトゾーンへ中のエリアを経由しボールをつなぐ。この際、ボールを受けるため青から1人だけアウトゾーンへ出ることができる。つまり、サイドチェンジを利用しながらビルドアップすることを意識している。

この局面でのコーチングポイント:

1. 身体を開いたプレー

2. 遠い足でボールを受ける

3. 攻撃の際の幅と深み

青は自陣でのサイドチェンジが出来たら(つまりアウトゾーンでボールを受けたら)すぐに、赤のゴールへ攻撃を仕掛ける。この際、カウンターアタックの状況になり、相手陣地のサイドエリアをうまく使ってクロスやオーバーラップを入れながら攻撃するチャンスとなる。

青が赤陣地に侵入した際、赤チームからは3人しか選手が自陣に戻れないため5vs3といったカウンターアタックとなる。青は10秒以内に点を取らなければならない。

なお、赤がボールをとった際はいつでも青ゴールへ即座に攻撃を仕掛けることが出来る。(下図参照)

青チームは攻撃の際に赤チーム陣地の中央エリアを崩すこともできるし、また中央エリアで攻撃の起点を切り替え、5vs3といった数的有利を作ることもできる。なお、時間制限があることでプレー強度が高まり、そして選手達がスピードのある攻撃を試みることとなるだろう。

(了)

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Tags: ユース・ジュニアユース対象  練習アイデア  
By: Admin
Posted: 2014年12月29日 12:41

Reference: POSSESSION V COUNTER ATTACK

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