3チーム アタッキングゲーム

今回紹介するトレーニングメニューは機動性や認識力を要求するアタッキングサードでのパフォーマンス向上を狙いとしたものである。

このトレーニングエクササイズでは各グループが攻撃と守備の両方をするために戦術的要素が、また5vs5という人数設定から個々の選手がボールと関わる機会が多く、技術的な要素を、また守備から攻撃への切り替えとそれに伴った状況判断が必要となるため精神的要素にも働きかけられることができる。さらにはフィールドサイズを変化させることで回復時間をコントロールすることができ、体力面への要求も含めることが出来る。

チーム間での競争があり、動きの多いこの練習は選手達にとってとても楽しく感じるものとなることだろう。

(訳者注:アタッキングサードとは、サッカーピッチをゴールラインに並行に3等分した際の最も相手ゴールに近い3分の1のこと。ちなみに中央の3分の1は中央エリア、自陣ゴールに近い3分の1はディフェンシブサードと呼ぶ。)

 

オーガナイズ

3チーム x 5人、フィールドサイズはコーチにより設定されるが、年齢が低いほど狭いピッチで行うべきだろう。ピッチは3つのエリアに分かれており、各エリアにそれぞれチームを配置した状況でトレーニングがスタートとなる。スタートの状況では中央エリアのチームがボールを持っている。(下図参照)

 

流れとポイント

青のチームが赤のゴールを目指しプレーする形でセッションがスタート。青と赤がプレーしている間、黄色チームは休息をとる。ボールを保持しているチームのみが中央エリアに入ることができる(図の状況の場合は青)。

青のチームの攻撃に関してコーチは以下の点に注目する。

  • 動き、機動性
  • ボールを持った選手の突破もしくは縦方向のパス
  • 幅のある攻撃

(下図参照)

青チームが得点した場合、そのまま中央エリアに戻り、さらに黄色ゴールを目指す。もし赤がボールを奪い、さらに中央エリアに侵入できた場合は赤がそのまま黄色ゴールを目指しプレーする。この間、青は赤のいたエリアで待機する。

赤チームがボールを奪い、黄色チームのゴールを目指す局面では、コーチは赤のボールを保持していない選手がボール保持者の前方向でサポートするよう促す。ボール保持者よりも前にポジションを取ることで、ボール保持者の攻撃の選択肢が増え、相手チームにとってより守備がしづらくなる。(下図参照)

コーチングポイント:

-中央エリアを利用して攻撃の起点を変える。(この際、タッチ制限や時間制限を設けることが有効だろう。)

-ボールを持っていない攻撃選手グループは1度だけではなく2度走り込む。

-ボールを保持している選手のアタッキングサードでの状況判断。(しっかり顔を上げて、状況を認識しているか、また味方選手の動きを見ることができているか。)

(了)

 

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Tags: ユース・ジュニアユース対象  練習アイデア  
By: Admin
Posted: 2014年12月04日 13:12

Reference: THREE TEAM ATTACKING GAME

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