Sports Pathの2014ワールドカップ技術レポート要約

ワールドカップは終わり、ドイツは依然として勝利を祝福していることだろう。そして、最初の詳細な技術分析が出来上がり、Sports Pathのロビン・ラッセル氏と同僚たちが、「ワールドカップテクニカルレポート2014」をまとめた。これからより多くの分析が行われるだろうが、最初の分析としては、数字上でいくつかの興味深い点を提供してくれている。

レポートチームは、アナリスト、コーチ、コーチング専門家で構成されている。彼らは、全ての試合を分析し、ワールドカップから実用的なレッスンへの落とし込みに興味を持っているコーチたちを対象としたレポートを作成した。このレポートチームは、興味深い統計的なデータを豊富に提示している。より重要なことは、彼らはこのデータをコーチングに影響を与えるものとして提供し、それらのデータへの疑問に対して「常識」となる答えを共有することで、何が勝敗を分けるかをデータ上で強調させることである。

彼らの主要な調査結果の要約は次のとおりである:

3ゴール以上決めたチームは100%の勝利確率となっている。

ゴールドゾーン(以下GZ) - ゴールポストの両側に数メートルから、ペナルティエリアの数メートル外側までのゾーン。※訳注)ゴールポストの横側からバイタルエリアまでのゾーン 

80%のゴールは、このGZから生まれている。しかしながら、多くのシュートはこのエリアの外側からとなっている。

GZ内からのシュートは、GZ外と比較すると枠内シュートの確率が圧倒的に高い。

それゆえに、GZ内からのシュートを放つことがより効率的で正確なチャレンジとなることがわかる。

パスの供給

GZへの最も効率の良いパスが出来るゾーンとしては、セントラルアタッキングゾーン(CAZ - 中央のペナルティエリアの外側)とボックスパスゾーン(BPZ - ゴールエリアから両サイド数メートル外側のエリア)である。

これらのエリアからのパスがポゼッションからゴールへの確率へと結びつきやすいことがわかっている。

しかしながら、多くのチームが、このCAZ、BPZの外側からのパス(コーナーキックを含む)を多用する傾向が強い。

切り替えとゴール

オープンプレーでは、全ゴールの49%がボールを奪い返してから5秒以内にゴールをして、80%のゴールがボールを奪い返してから15秒以内にゴールをしている。

ボール供給

ゴールキーパーからの効果的なパス供給は、アタッキングサードに侵入するのに大きな役割を担っている。チームは、ディフェンスからオフェンスに移行する際に、テクニカルに、そして戦術的にボールを動かす能力を訓練するべきである。

スローインにおいても、混雑しているエリアを避けてスペースのあるエリアへと選択できるチームは、よりアタッキングサードへと侵入できる可能性が高く効率的である。

 

※これらはあくまで要約であり、こちらでより詳しい情報をみることができる(英語)。GZ、CAZ、BPZのエリアも図解されている。

 

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Tags: リサーチ  データ  ワールドカップ2014  
By: Admin
Posted: 2014年08月22日 09:38

Reference: Sports Path's Technical Report on the 2014 World Cup

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