W杯2014 チーム紹介:3ギリシャ  ~10年間の変わらないアプローチ

ユーロ2004でギリシャが、大会の優勝国、当時最高のチーム、ホスト国に対して、連続した1-0の勝利によってヨーロッパに衝撃を与えたことから、今年で10年が経とうとしている。

 

 

 

それはおそらく、国際サッカーの歴史の中で最大の番狂わせとして、注目すべき優勝であったし、今大会ギリシャはそれをもう一度実現しようとしていると感じる。彼らの10試合の予選グループの試合で、5試合の1-0の勝利を記録した。もっとも、ルーマニアとプレーオフでの勝利はよりオープンなゲームであったが。

コーチのフェルナンド•サントスは、より冒険的にはなっているが、闘争心があり、オールラウンダーな2人のセンターバック、規律のあるセントラルミッドフィルダーをベースに、ディフェンシブな陣形は維持している。ギリシャは常に失点をゼロにしようとし、ゴールは幸運か、セットプレーからの形に期待している。これは、2004ユーロには功を奏した。

彼らはユーロ2012で決勝トーナメントに到達した2年前と、スターティングイレブンは大きく変更されていない。その時に基づけば、彼らの最大の強みは適応性と相手によって試合のアプローチを変えることである。コロンビア、日本、コートジボワール、すべてのチームが完全に異なるスタイルであり- その試合ごとに構成を変えることは非常に重要な考えとなるだろう。サントスは、特にハーフタイムで、優れた変更を行うことができると評価を得ている - これもまた、ユーロ2012で明らかだったことである。

 

 

強固なセンターバック

予選グループの10試合で8つの無失点試合という結果が、ギリシャがどのようなチームかを強調している。そして、彼らは、全体のユニットで守ることができる一方で、2人の優れたセンターバックを保持している。マノラスは、相手に対して厳しくアグレッシブなディフェンダーであり、オリンピアコスで素晴らしい今シーズンを過ごした後、もう一人の強固なディフェンダーであるドルトムントのパパスタソプーロスのパートナーとして浮上している。相手によってやり方を変えるかもしれないが、2人はピッチを高い位置でプレーすることが出来るので、ギリシャはユーロ2004の時のように深く守ることはないだろう。

またセンターバックは、中盤のツィオリスからアンカーとして特別な保護を受ける。彼は、攻撃も、ゲームを作ることも、点を取ることもないだろう。彼は今大会の中で最も守備志向的MFであり、むしろ第3のセンターバックのようである。彼はボールを保持しても通常、サイドバックにボールを預けるだけである。

ギリシャの予想スタメン

その前には、センターバックが本職のカツラニス、かつての右サイドバックのマニアティスになるだろう。これらの選手は、このポジションの特性が示すよりも多少冒険的な配置であるが、それは、ギリシャがピッチの中央に警戒を払っていることを強調している。

彼らは他の選手と異なる役割を担う
カツラニス、ユーロ2004を経験しており、ボールに触れ、パスのテンポをつくりたい選手である。 一方で、マニアティスはピッチの中央でアップダウンの動きに集中し、中盤に必要な機動性をもたらす。

攻撃的なサイドバック

おそらく、ギリシャの最大の特徴は、ユーロ2004でもそうであったが、攻撃的な両サイドバックである。ちなみに、その成功した時の攻撃な左サイドバックであるタキス・フィッサスは、チームのテクニカルディレクターである。

彼の左サイドバックの役割は今では、ホレバスに引き継がれ、彼は率直に言えば、あまりにも攻撃志向のサイドバックである。ライン際での、彼のスプリントは、マークを捕まえるスピードはあるが、ギリシャが繋ぎのパスで取られると、彼はほとんど前にポジションを取ってしまっている。中盤のマニアティスは、彼のためにカバーするために、(本職は右サイドバックであるにもかかわらず)親善試合では中盤の左をケアすることもしてきた。

反対に、右のトロシディスはより慎重である – ただ、彼も結局のところ、最も攻撃志向の強い元ローマのコーチ、ゼーマンにより育てられた選手であり、オーバーラップをすることを強調して教えられてきた選手である。サイドバックは確かにリスクを取りはするが、中盤トリオの警戒心が、ギリシャがピッチの前線でプレーする際に不可欠であることを意味している。

様々なタイプのフロントトリオ

前線の3人は、異なる役割を果たしている。プレーオフ勝利のヒーローであり、3ゴールをあげたミトログルであったが、一方で、ほとんど所属のフラムで18人のベンチにさえ入ることができないシーズンを過ごした。彼が英雄的な活躍を繰り返すかどうかを判断することは極めて困難である。彼は、おそらく試合勘や切れ味を欠いているが、チャンスが創造されれば優れたフィニッシャーである。ただ、その創造性のあるチャンスが中盤のパスから来るのかが、はっきりしていないのが問題である。

左のサマラス、今大会において最もわかりにくい選手の一人である。彼はプロキャリアのスタート時にストライカーと考えられているが、サマラスの代表での結果は、74試合中8ゴール、ワールドカップ予選10試合中0ゴールといった燦々たる結果である。彼は左サイドで特殊な役割を担っており、驚くほど低い位置でプレーしボールを保持する。このプレーは、低い位置でのボールロストに繋がることもあり、または目的のないバックパスになることが多い。サントスは彼を愛しているようだが、ミトログルとサンビンギディスの両プレーヤーが裏への抜け出しが多いと考えたとき、サマラスの役割は、それなりに意味があるのかもしれない。

右サイドのサルピンギディスはディフェンスの背後を狙うタイプのフォワードであり、左サイドとまさに正反対なプレーヤーである。彼は、ユーロ2012では4試合中2得点した。ギリシャは非常に守備に追われている場合でも、彼は何か起こそうと常に画策しているだろう。

交代の選択肢は豊富である。一つは、ピークは過ぎているがベテランのセンターフォワード、ゲカスである。より興味深い選択肢は小柄なドリブラーであり汎用性の高いスピードのあるプレーヤーのフェットファツィディスである。攻撃的MFはコネやタフツィディスのような選手が控える。彼らはすべてのエネルギーをチームに提供し、サントスは後半に大きな運動量を提供するためにそれらのカードを切る。ギリシャは難しいスケジュールで、高温での試合が行われる可能性が高いので、これは非常に重要になるだろう。

結論

ギリシャは中立的な識者が考えるよりも良いチームである。彼らは非常にフィジカルに優れ、無失点を維持し、彼らはコンパクトで組織されている。

ギリシャの試合に興奮を求めるのは難しいが、ギリシャはグループステージでのゴールが2,3点しか取れなくても、トーナメントに進出する可能性が充分にある。」

クイックガイド

コーチ:フェルナンド•サントス。ギリシャのコーチとして彼の最後の大会で - 彼は良い戦術家であり、選手たちは彼のためにハードワークするだろう。

フォーメーション:4-3-3でサイドバックが中盤を追い越していく

キープレーヤー:サルピンギディス - 彼なしでの攻撃は動きがなくなる。

ストロングポイント:全体の組織力

弱点:先発陣の中で、一人としてクリエイティブなプレーヤーがいないこと

キーとなる戦術ポイント:ギリシャはセットプレーを活かすことができるか?

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Tags: ワールドカップ2014  
By: Admin
Posted: 2014年06月14日 16:25

Reference: Greece

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