アタッキングミッドフィルダーのトレーニング

プレミアシップのトップチームに共通している一つのことが、際立った才能のある、「ライン間」でプレーできるアタッキングプレーヤーを保有していることである。シルバ、コウチーニョ、エジルやアザールのようなアタッキングプレーヤーは、マークするのが困難であり、プレッシャーの中でもボールを受けられることができ、効果的なドリブルをすることができる。

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今回のトレーニング紹介では、そのようなのタイプのプレーヤーが、いつドリブルをして、どうやってディフェンスを崩すパスや動き出しをするかという意識の向上を目的としている。

この素晴らしいトレーニングは、たびたび採用するべきトレーニングアイデアなどを提供してくれるNeil Mcphie氏によって共有されたものである。これまでのよくあるドリブル練習だけでは、コウチーニョのようなプレーヤーを作り出すことは難しいだろう。

現代サッカーでのドリブラーは、全ての場面でドリブルを仕掛けようとはしない。その代わりに、彼らはポゼッションを維持して、スペースが空くのを待ち、崩すのに最適な時を認識して、それをスピードをもって行わなければならない。

ウォームアップ

このウォームアップは、四人組で行い、コーンでゲートを設置して15ヤード(※1ヤード≒90cm)離れた位置で2人ずつペアを組む。

これには3つのバリエーションがある

1.ボールを持っている赤いプレーヤーは、青いプレーヤーに5ヤードの位置まで来た時にパスをする。青いプレーヤーは、(コーンの周りで)ファーストタッチに気を付けて、ドリブルで赤いプレーヤ―まで行き、これを繰り返す。

2.ボールを持っている赤いプレーヤーは、青いプレーヤーの5ヤードの位置まで来た時にパスをする。そして、赤いプレーヤーはコーンのどちら側に抜けるか決めて、青いプレーヤーはそれと逆方向にファーストタッチをする。そして、ドリブルで赤いプレーヤーまで行き、これを繰り返す。

3.ボールを持っている赤いプレーヤーは、青いプレーヤーの5ヤードの位置まで来た時に、パス&リターンを受けて、青いプレーヤーに再び渡す。青いプレーヤはドリブルで赤いプレーヤーまで行き、これを繰り返す。

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技術的なトレーニング

プレーヤーは4vs2のゲームで構成される。ポゼッションをキープすることに焦点をあてるのだが、赤いチームは、青いディフェンダーの間をドリブルで抜いた時にだけスコアが入る。これは、プレーヤーにポゼッションを維持させながらも我慢をさせ、ディフェンダーの間にスペースが空いた時にはプレーヤーは突破を試みる。プレー時間は、1セット3分で、ディフェンダーを交代していく。(下図参照)

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応用編

1つのグリッドでは、4vs2を作り5ヤード離れたもう1つのグリッドでは3vs1をつくる。青いチームのディフェンダーは、真ん中からスタートして、赤いチームは、4本連続でパスをつないだ後にドリブルでグリッドの外に持ち出して、もう一つのグリッドに移動することができる。

赤いチームは、グリッドの中に入ったらすぐに、チームメイトにパスをして、青いプレーヤーもプレーに参加する。ゴールは、ポゼッションをキープして一方のコートへ移動することを繰り返すことである。

※訳注:ボールポゼッションをしているグリッドは、常に4vs2のパス回しとなる。赤は4本パスがつながり、ボールを持ち出すことで隣のグリッドに1人加わり4人となる。青いチームは図のように、常にボールのあるグリッドに2人、真ん中に1人、ボールのないグリッドに1人入る。真ん中の青いディフェンダーはドリブルに対してカットすることができる。

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戦術的な練習

赤、青ともに4vs4と2人のコート内の黄色のプレーヤー、2人のコート外の黄色のプレーヤーで行う。赤いチームは、ボールポゼッションをした、コート内の6vs4+コート外2人のフリーマンのシチュエーションでスタートする。

ゲームのテンポは速くなければならず、ポゼッションをしているチームは、青いチームとの間にスペースを作れるように幅と深さを充分にとらなければいけない。赤いプレーヤーが、良いコントロールをして青いディフェンダーの間をスピードを上げて抜き去ることでスコアとなる。

プレイヤーは、スピードを上げてドリブルする前に、フェイントを使ってスペースを作りだす必要がある。3分間でチームを入れ替える。

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ゲームシチュエーション

赤と青チームは、7vs7+フリーマンに5ヤードの2つの「ドリブルゾーン」をそれぞれのアタッキングサードの前に設けてプレーする。プレーヤーはどのエリアにも制限などはない。

目的は、真ん中のゾーンでプレイヤーが1,2ヤードのスペースを見つけ出し、タックルを受けない「ドリブルゾーン」にボールを運び出すことである。一旦、ドリブルゾーンに入ったら、ポゼッションをしているプレイヤーは、顔を上げてファイナルサードにサポートに来る選手を見つけなければならない。

プレーヤーは、フォワードとコンビで崩すか、単独で崩すかをボールを保持しながらチャレンジすることができる。これは、アタッキングミッドフィルダ―に状況判断をさせて、速いテンポのゲームで攻撃志向をもたらすトレーニングとなる。

※訳注:図では7vs7になっていないが、スタートはGK1、DF2、MF3、FW1で構成して、エリアに制限はないためゲームの中で流動的に動いてポジションを変えてほしい。

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著者(UEFA Aライセンスコーチ)のツイッターはhttps://twitter.com/GaryCurneen

著者の刊行物の紹介はこちらよりどうぞ。http://garycurneen.com/book

 

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Tags: トレーニングメニュー  
By: Admin
Posted: 2017年02月16日 17:32

Reference: SESSION OF THE WEEK – FEB 13TH, 2014

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