レフェリーのテクノロジー導入について

サッカーは、他のスポーツの追随を許さないほど、世界で一番大きなスポーツである。そのゲームの純粋な美しさは、シンプルさから来るものである。2つのチームが、相手より沢山のゴールを入れようと競うだけ。なんてシンプルなスポーツだろうか!?

2つのチームは、攻めて、守ってを繰り返し、ピッチの端から端まで行ったり来たりする。選手は、とてつもない速いペースでゲームを組み立てる最高のアスリートである。そして、トップレベルの試合では、全てのアクションがテレビカメラにより可能な限り捉えられている。そして、テクノロジーはプレーのスローモーションで放送され、数秒後にはスタジオにいる解説者により分析される。スローモーションのシーンは、ゲーム中に起きた論議をよんだシーンに焦点があてられ、メディアにより分析されて使われる。これらの論争的なシーンの多くはレフェリーの判定を取り上げて、新聞を売るため、メディアを通じて関心を生むために、ファンの気持ちをアップ・ダウンさせるような話題にして提供する。

おそらく、これらの論点と論争は試合への興味をより高めて、サッカー界が稼いでいる巨大な収入源を生み出すことに一役買っている。そして、こういったものの中心には、レフェリーとアシスタントレフェリーがいる。レフェリー達もまた、90分以上ピッチを走り回ることを期待されている。そして彼らは、一瞬で起こるプレーを全て見たうえで、公平で公正な決定を下すことができると期待されている。また、プレイヤーや時には監督でさえ、自分のチームが有利になるようにルールを捻じ曲げており、多くのケースで騙す行為がある中で、レフェリーは全ての公平・公正を期待される。

レフェリーの判断は常に分析され、試合中も試合後もどのジャッジが正しかったかではなく、どのジャッジが誤っていたかにフォーカスされる。この分析と批判は、TVカメラの使用により、様々なアングルから何度もリプレイを見る機会が増えることで助長される。

この素晴らしいテクノロジーにも関わらず、レフェリー達はまだお互いに助けあい、どの場面でも自分達だけを頼って瞬間的な判断を下している。第4のレフェリーなどは、現代のテクノロジーを利用して、レフェリーやアシスタントレフェリーと相互にリンクしながら、ゲームの過程の中でキーとなる判断に対して力を貸すことは可能だろう。

ほとんどの全てのメジャースポーツが、ゲーム中にレフェリーを補助するために、第4の審判が何らかのテクノロジーを使っている。では、何でサッカーだけがないのだろうか?

これが、しっかり機能するには時間がかかるだろう。トライとエラーをいくつか繰り返しながらになるだろう。しかし、これは間違いなく、レフェリーの判断力を上げることになるし、トップレベルのゲームの質を向上することにもなるだろう。少なくとも、これはレフェリーが犯す明らかな誤審に対し、プレーを即座に見直すことで正しい判断が下せる解決策を提示することにはなるだろう。例えば、チェルシー対マンU(2012年10/28)の物議を醸し出したプレミアリーグのゲーム。フェルナンド・トーレスは、主審のマーク・クラテンバーグにエバンスからのタックルに対する反応をダイビングと判断されて、退場となった。テクノロジーがもし導入されていれば、ゲームはそこでストップする。第4の審判はすぐにそのプレーを見直し、クラテンバーグ主審にエバンスのタックルはボールに最初に触っており、トーレスはダイブよりもタックルを回避するための行動であったと伝えることができる。トーレスはピッチに残ることができた。もちろん完璧なことはないが、退場の判断よりかはマシであっただろう。

同じゲームでの、ユナイテッドのエルナンデスのゴールもオフサイドであった。その出来事も、レフェリーは瞬間的にオフサイドであると判断できなかったために起こった。ボールはゴールネットに入っているので、ゲームはストップしている。第4の審判は、リプレイを見てクラテンバーグにオフサイドであったことを伝えることが出来る。そして、フリーキックから試合再開でゲームは流れることが可能だ。

2010ワールドカップ・イングランド対ドイツ、ハーフタイム直前にフランク・ランパードの放ったシュート。ボールは、クロスバーに当たり、下にバウンドした。審判はゴールを認めなかったが、直後のTVリプレイでは、ボールは約60cm近くラインを越えていた。もし第4の審判がいれば、、、。

この問題に関しては色んな意見があり、皆さまの意見を是非聞かせて頂きたい所である。(了)

 

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Posted: 2013年01月27日 03:30

Reference: Referee Technology – The case for a ‘Review Official

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