FAレベル2 プランニング 2 「練習の導入と発展1」

このシリーズではどのようにFA(イングランドサッカー協会)レベル2ライセンス水準のサッカートレーニングをプランするかを実際のレベル2トピック「スペースを作る技術」に焦点をあてて紹介している。今回は第2回としてプランのスタートとその発展1を取り上げる。 

 

採用している練習メニューの紹介

選手数:10名 (2チームx4人ずつ + 各サイドにサーバー兼ターゲットの選手を1人ずつ)

ボールはチームに1つずつ。

エリアオーガナイズ:図中の内側グリッド30x15ヤード(1ヤードは約90cm)、外のエリア:内側グリッドの5ヤード外側、 内側グリッドの端から5ヤードほど内側にマーカーコーンが各サイド1つずつ

セッションの流れ:ボールはサーバーからスタート、パスを受けるチームはボールがパスされる前に、両サイド選手は外エリアへ、また別の選手1人が遠い方のマーカーコーンの側まで縦に広がる。ボールを受けた後はパスを回しながら逆サイドへボールを展開し、最終的にターゲットの選手へパスを通す。ターゲットにパスが出された瞬間、最初と同様にスペースを作りまたボールを受け、元のサイドへボールを展開していく。これを繰り返す。

 

スタート  1チーム(グループのみ)で練習の流れの確立

練習開始時は1チームのみをトレーニングエリア内に入れる。この段階でのコーチの目標は選手達にメニューの流れをしっかりとつかませ、どのようにボールが進み、それぞれの選手が役割をしっかりと理解させることである。

またコーチが入って、デモンストレーションや声かけで、選手たちがしっかりと練習の流れを理解したことを確認してもいい。

まずはゆっくりとプレーさせ、そして徐々にスピードを上げていく。片方からまた逆サイドへという繰り返しを3-4回ほどさせ、メニューの流れを選手が理解していることを確認する。

この間に、選手達にターゲットプレーヤーにボールが当たったらすぐにスペースを作ることを意識させる。具体的にはグリッドの両サイドの外側エリアのスペースに走りこむ、そして遠い方のマーカーコーンを目指し広がっていく。

 

発展1   2グループ同時トレーニング

この段階で2つ目のチームを同じグリッドに入れ、同様にプレーさせる。これにより、練習対象の全員が同時にプレーできるだけでなく、自然に顔を上げることが要求され、さらに自身やチームメイトの周りのスペースに気を配らないといけなくなる。この状況の中で選手達により積極的にスペースを意識し、探すことを促すことが出来る。

 

コーチが全てのキーファクターを一度に指導したり、選手達が急に指導内容の全てを聞いて実践できるようなことは考えられない。なので、しっかりと1歩1歩進んでいけるような段階的で論理的、つまりは消化・吸収しやすいコーチングを計画する必要がある。

 

それぞれのチームが練習を理解しプレーに流れが出始めれば、さらなるキーポイントのチェックを行うことでパフォーマンスの向上を要求しよう。

1.     ターゲットの選手にパスが回った「瞬間」に選手は横と縦に動き出し、広がりと深みを出来るだけ大きく、とにかく早く作り出せているか。

2.     スペースを作るための動きのタイミング、「できるだけ早く」ができているか。

3.     パスにあわせ、選手はポジションを変えながらスペースを作れているか。

4.     スペースに動きなら選手同士がコミュニケーションを声や体全体でとっているか。

 

(第2回に続く)

 

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Tags: コーチングアドバイス  練習アイデア  FA  
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Posted: 2017年02月16日 13:51

Reference: Planning – FA Level 2 Coaching Session – Part 2

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