2012/9/23 リバプール 1-2 マンチェスター・ユナイテッド ~パート2~

序盤、リバプールは良いスタートであったが、ユナイテッドは、シェルビーの退場の後にゲームをコントロールするようになった。

~パート1より続き~

3vs2から4vs2へ

ファーガソン監督は、中盤での2vs3(数的不利)の状況では満足していた。ただ、ユナイテッドの2vs4には対処できなかった。それは、ルイス・スアレスが中盤まで下がってきた時のシチュエーションであった。これは、2011年チャンピオンズリーグファイナル(バルセロナ戦)でも、ギグスとキャリックが直面した深刻な問題であった。~この問題は、ユナイテッドのNo.10タイプの選手(2011年ファイナルの時は、ウェイン・ルーニー、この日は香川)より、高い位置にいる相手チームのMFが多いという単純な数の問題ではない。10人のリバプールでさえ、この問題をあぶり出していた。

リバプールは、スアレスが中盤に下がったときに、チャンスを生み出していた。そして、左からカットインするボリーニにパスを供給していた。結果的には、ボリーニのファーストタッチのミスで終わったが、これは、リバプールがどうやってゲームを作っていくかを示す良い見本になる。スアレスは、ボールを受けに中盤に下がることができ、前のセンターフォワードの位置に外の選手が飛び込んでいく。ボリーニは、バルサでいうところのペドロのプレーを求められ、そして動きの質としては、メッシとペドロがここ何シーズンで見せている動きと全く同じであった。

下図 左側:スアレスの受けたパス 右側:スアレス→ボリーニへのパス

 

ユナイテッドの苦戦

ユナイテッドの戦術アプローチとしては、スペースにいる香川にボールを預けることであった。しかし、前半ではそれほど多くの場面で香川を絡めることができなかった。それには、2つ問題があった。 1つめは、リバプールのアレンがチームの規律と役割に徹したことで、香川へのパスをカットしていた(2,3度ファウルで止めることもあったが)。 2つめは、リバプールのプレスのため、ボールを保持したユナイテッドが、ディフェンダーをかわすのに苦労し、攻撃への切り替えが遅くなってしまった。

コンビネーションの問題:{a)リバプールのボール保持。それ自体はファーガソン監督は予想したとおりであった。しかし、それは、想定以上であった。b)香川のボールタッチの少なさ}、この2つの要因により、結局、香川が頻繁にアレンより低い位置まで下がってくることになり、シェルビーが退場になったときには、おおまかに3vs3(香川、ギグス、キャリック vs アレン、ジェラード、スアレス)の状況でよりゲームが安定することになってしまった。

パート3(10vs11の局面へ)に続く

 

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Tags: データ  リサーチ  
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Posted: 2017年02月16日 23:13

Reference: Liverpool 1-2 Manchester United: United come from behind to win

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