「ハーフタイムトーク」をより効果的に!

サッカー指導において各選手に自身の能力の全てを積極的に出させる環境づくりとそのサポートをすることはとても大きなポイントだろう。そんなサッカーコーチングの一つの側面として今回はハーフタイム中の「褒め方」と「しかり方」のヒントを示したい。ぜひより効果的な「ハーフタイムトーク」が出来るよう活かしてもらいたい。

 

チームトークの形式

まず話し手の人数に気を配るのは大前提と言える。ハーフタイムのチームトークにおいては選手以外の話し手は最大2人、コーチのあなた本人ともう一人までで十分である。そして話は簡潔にしよう。話している間、コーチは選手を座らせ水分補給させながら、頭に入りやすいよう準備された重要ポイントを1つか2つほど話すとよい。選手がたちが良くプレーできている点は褒めよう。そしてうまくいっていないところを取り上げ、どのように修正できるかを説明する。実はハーフタイムトークで一番大事なのはこの部分と言える。言葉だけに頼らずに、体全体でポジティブに伝えよう。

サッカーコーチングのキーワード!「エンカレッジ!(勇気・元気づけよう!) エンカレッジ! エンカレッジ!」

 

褒めること/間違いを正させること

できていないポイントを言う前に、選手たちが良くプレーしている点をしっかり褒めよう。改善点を説明する際は一から十まで教える必要は無い、プレーに関して考えさせるテーマを与えよう。

 

自分達の試合をする!

たとえばあなたのチームが、前半終了時点で勝てるはずと思っていた相手に2-0のリードを許しているとする。選手たちはマイナス思考に陥っており、例えば相手の大柄な選手がラフプレーをすると不満を漏らしたり、テクニックのある相手ウィングを守備選手たちが怖がり始めているとしよう。

こういうときは、まず全員を落ち着かせよう。そして相手のことよりも、いつもできていたはずの自分たちのいいプレーを思い出させることに集中しよう。パスをしっかりつなぎ、ボールを保持し、更にはスローインなどの細かいプレーも落ち着いてこなすことができればきっとチャンスはめぐってくるはずである。その結果遠く感じていた勝利がまた手に届くように思えるはずだ。

 

チームでボールをコントロールすることの重要さや価値を再確認させ、さらに試合時間は残り半分しか残っていないと言い聞かせる。とにかくその限られた残り時間に自分たちのプレーをするんだ、と意識させれば、持っていた自信とこれまで培ってきたチームワークが回復するはずである。 

 

グランド状態や天候などに関しての注意:ハーフタイム中の確認事項

懸念事項の例:                 雨で濡れた芝生

コーチングポイント:芝生が湿っていると、ボールはより速く動く。パスをシンプルにし、そして強くキックし過ぎないように気をつけさせる。ゴールキーパーとディフェンスの選手たちはクリアをタッチライン側へする必要も出てくるだろう。

 

懸念事項の例:             横殴りの強風
コーチングポイント:パスを低く足元へ。ロングボールを向かい風の中でけっても効果が低いことを確認する。ゴールキーパーのキックはグランド中央を避けさせる。もし追い風の中で前半をプレーしていた場合、後半の相手チームに気をつけるべきである。相手チームは前半中、風に手を焼き前へのプレーがし辛かっただけかもしれない。

懸念事項の例:                 芝が長い
コーチングポイント:ボールが足元にまとわり付きやすい。パスをシャープに出す必要もある。ゴールキックなどのバウンドは低くなるので、先に触る必要がある。
 

 

後半開始直前にピッチへ出て行く選手たちへの声かけ例:1つか2つ選んで実践してみよう。

  • 周りを見てしっかり気をつけてプレーしよう。
  • ボールの動きを予測しよう。
  • 味方選手のポジションを把握しよう。
  • 距離をつめ、しっかり相手をマークしよう。
  • (ドリブルが得意な選手へは)しっかりドリブルをしよう。(シュートが得意な選手にはしっかり)シュートをしよう。
  • ゴールキーパーを勇気づけ励まそう。ここでは批判的なことは避ける。

 

最後に・・・

コーチからの話は明確に効果的に!ここに書いたすべてのポイントを伝える必要は無い。2点か3点のみをしっかり伝えればいい。「それともうひとつ・・・」というのは避けよう。

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Tags: 全年齢対象  実践的アドバイス  
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Posted: 2012年06月26日 15:01

Reference: Make your half time talks more effective

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