サッカートレーニング、発展性と課題設定が必要 Part 1

最近(訳注:元記事投稿時点から)ポルトガルのポルト市で行われたサッカーコーチングセミナーにて、このタイトルのテーマでプレゼンテーションした。そのうち第1部をまず紹介しよう。

 

練習において選手が楽しみながらその能力の向上を達成するには「多くの機会の創出(訳注:反復できる環境)」がまず大切であり、これが後のより大きなトレーニング効果をもたらす。そのため、現実的で試合に即した内容の技術練習を十分な時間をかけて行おう。このようなトレーニングによって、選手はまず自信を持つことができる。

 

ただ、ある程度このような「自信を高めるトレーニング」をした後は、選手たちはその技術の確認とテストをされる必要がある。要はしっかり楽しみながら、プレーの決断力や、プレッシャーの中での技術力を磨く、という段階である。

練習のこの段階では、メニューは前段階と次段階がリンクするよう漸進的であることに加えて課題設定が重要となる。ここの課題はその選手グループに適したものであり、担当コーチによってその日の練習目標に応じて決められたものでないといけない。

このような練習の漸進性や選手への課題設定があると、選手たちは練習により身を入れられ、さらに達成感を得られる。

一方、このときの課題設定がハイレベルすぎると、選手は必要な量の成功体験を得られず、逆に自信を失ってしまうことがある。このため与えるハードルは高すぎないレベルで、失敗するよりも成功する回数の方が多いぐらいにしておくべきだろう。そして将来的に、さらにハイレベルな課題が与えられるよう継続性をもたせる。

 

 

トレーニング例:  スキル競争ゲーム ターン

それではこういった練習メニューの一例として、テクニックゲームの中で次のレベルの課題を与えながらそのテクニックを磨かせる方法を紹介しよう。

以下www.grassrootscoaching.com,の動画では選手はターンのテクニックゲームを行っている。このメニューの最初にベースとなる課題は「パートナーと協力しながら制限時間内にできるだけ早くターンを繰り返すこと」である。選手はここでは何度やり直してもよく、コーチからの声かけに頼らずに、お互いに話し合ってスムーズに動くよう自主的に状況改善することが促されている。

そしてこのテクニックゲームにおける次のレベルでは、もう1チームと競争をさせる。この発展により、上記の課題に加えてより早いスピードを求めることができる。

 

 

 

解説:

2人1組、ボール1個で行う。

対面した状況でスタートし、青が黄色の足元へパスを出す。青はパスを出した後、外側の列の一つ左のコーンへ走る。

黄色はボールを受けながらターンし、その後外のコーンの前でターンを行う。

中まできたら青の足元へボールをパス。青は受けながらターンを行う(顔を下げすぎないよう注意)。黄色はパスを出した後、外側の列の一つ左のコーンへ走る。

コミュニケーションをしっかりとる。

全ての外側のコーンを回るまでのタイムを測定する。

 

次回はあるシュート練習のメニューを例にPart2をアップします。

(了)

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Tags: コーチングアドバイス  全年齢対象  
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Posted: 2017年02月16日 13:54

Reference: THE NEED FOR PROGRESSIONS AND CHALLENGES WHEN COACHING SOCCER – PART ONE

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