子供のサッカーをピッチサイドで観る両親が気をつけたい15の約束

これは、「ユースコーチのための、選手とその両親とのコミュニケーションのとり方」について本を書いたミカエル・ラングロイス氏の記事を抜粋したものである。普段、選手の両親と接することも多いユース年代のコーチは、特にこのような点で両親に気をつけてほしいと感じることもあるかもしれない。

1. サッカーコーチに「コーチ・指導」を任せる。もし、あなたが自分の子供、もしくは他の選手に対してコーチと違うことを言っているとしたら、選手に困惑と動揺を与えてることになるだろう。

2. 両親がピッチサイドから選手に対して叫び声をあげていれば、多くのジュニア年代の選手にとっては、ピッチ上で技術を発揮したり、トライすることを躊躇してしまうだろう。子供には伸び伸びプレーさせなければならない。もし、我が子がしっかり指導されていれば、子供はピッチで何をするべきかをすでに知っている。もし、自分の子がミスをしたなら、それは「学ぶ」ための絶好の機会になるだろう。

. 他の両親のいる前で、特定の選手のプレーについて話をしない。あなたは、このような会話を何度耳にしたことがあるだろうか?「あの子がなんで試合で出ているのかわからない。」「あの子はスピードが足りない」...あまりに多くの両親が、まるで自分の子供が「スター」で、他人の子供が問題を抱えているように振舞ってしまう。ネガティブなコメントと態度は、害であり完全に不必要なものである。時としてユースチームの成功に不可欠な、「親同士の調和」を乱すことにもなる。

4. ネガティブなコメントに対しては我慢強く聞くことで、害となる行動を慎み、ポジティブな方法で問題を提起する。選手、家族、コーチのポジティブな面を話していく。

5. コーチへの不満を他の両親に言わないように最善を努める。一旦、不満がでると、それはまるで病気のように広まっていく。それが表に出る前に、両親はコーチのいない所で否定的な意見を話しているからである。(余談として、もしあなたが試合の戦略、プレー時間などでコーチに対して感じていることがあるならば、サッカーグラウンドではなくコーチに個別にアポイントをとって会うのが好ましい。)

6. ピッチサイドからはポジティブな声援を送る。選手を応援する。若い選手にとって、自分のやったミスを頻繁に思い出す必要はない。それはコーチがゲームの中、練習の中でしっかり指導していくだろう。それよりも、ジュニアの選手がピッチサイドからのあなたの声援を聞いたときには、(その声援により)いつも以上に頑張っている子供の姿を目にすることができるだろう。

7. 相手チームへの誹謗・中傷となる発言はしない。これは単純な問題で、私達は将来有望な子供について話しており、プロとしてお金を稼いでいる成人選手について話しているわけではない。私は、数年前のベースボールの試合について1つ思い出すことがある。あるチームの親が相手チームの子供のエラーについて大きな声で野次をした時に、相手チームの人たちは唖然として怒った。悪趣味で、品がないということ以上に、この類の野次やコメントは選手本人とその家族を傷つけるものになってしまう。

8. 相手チームの両親と健全でポジティブなふれ合いを出来るだけ持つようにする。あなたは、自分の子供のチームを勝たせたいと思うだろう。もちろん、それは相手チームの両親も同じである。しかし、それが私達の良識、特に社会良識を失わせることになってはならない。

 

9. 相手チームの両親は決して敵ではない。私達はピッチサイドに入る前に相手チームへのネガティブな感情を排除したことを確認してから観戦に入らなければならない。

10. ユース年代のスポーツ観戦で最も簡単なことは何であろうか?それは、レフェリーを非難することである。レフェリーを非難してはならない。必ずレフェリーの判断ミスは度々おこる。そして、不運なことに、それは直接的に試合の結果に影響を与えてしまう。概して、ユースサッカーでレフェリーを務める人たちは、ほとんど補償がない。そして、率直に言えば、技量もまちまちである。ただ、少なくともレフェリー達は、公平に客観的であろうとしている。

11. ピッチサイドでの両親のレフェリーに対しての感情的・批判的な態度は、ピッチでプレーする子供達もレフェリーを非難しても良いというサインになってしまい、より悪い影響を与える。他者を非難することは、スポーツの世界では真の成功にはならない。

12. 「ナイスジャッジ!」「サンキュー、レフェリー!」といった声援は、審判をより孤立させてしまうかもしれない。レフェリーは、常に確信を持って笛を吹いているし、実際に判定を行っている。このような表面的なサポートを示すことは、声の届く範囲にいる審判や運営にとってただ不快なものになるだろう。

13. 試合中のプレーに沿って、ピッチサイドを行ったりきたりする行為は、選手にとって不快なものであり、もし自分の選手達に指示をしたいのであれば、それは全く不必要なものである。選手を当惑させるし、全くの逆効果となる行為となる。もし、選手の「コーチ」をしたいのであれば、コーチ資格を取得して、コーチの仕事に応募して頂きたい。

14. 私達はみんな、熱の入った状態の時に、物事を言いたくなりがちである。しかし、私達はピッチの選手達が熱の入った状態でも不適切な行為を行うこと許していない。(※そのため、選手は罰則や警告・退場などがある) 私達のピッチサイドでの振舞いも、選手と同様の基準で振舞うべきである。自分の行いを見直して、自問してほしい。「今日の自分の行動・言動は、明日の自分が思い出した時に誇ることができるのか?」と。

15. 駐車場スペースは、熱を上げる場所ではない。コーチの決定、審判の笛、試合中の発言問わず、それをぶり返してはならない。試合後には、コーチや審判、相手チームの両親を困らせてはならない。家に帰って、リラックスしてほしい。子供とはポジティブな面について話してほしい。車で家路に着く時間は、時として試合と同じくらい重要なものである。子供、コーチ、チームメイトについて、できるだけ多くのポジティブな面について話をして、自分の子供にとって良い記憶が残る時間を作ってほしい。(了)

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Tags: 全年齢対象  実践的アドバイス  
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Posted: 2012年10月20日 01:56

Reference: Soccer Parents Fifteen Things To Keep In Mind While Watching From The Sidelines

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