この20年でどのようにサッカーが変化してきたか? ~パート1~

【サッカーのフィジカルの重要性の高まり】 100年以上前にサッカーが生み出されて以来、サッカーは変化と革新を遂げてきた。しかし、この中でも、近年20年間はこれまでよりも多くの変化を遂げた時期になるだろう。

プレイヤーはより運動能力が求められ、1960代後半の選手よりも約1.5倍も多く走らなければならない。そして、ただ単に長い距離を走るだけでなく、現代のプレイヤーはより速いスピードでのランニングをする必要がある。

例えば、スプリント(ダッシュ)や激しい強度でのプレーの数は、2002年から約2倍になっている。また、1試合90分のゲームの中で、インプレーの時間は、1990年より17%増加して、15分もプレー時間が長くなっている。そのような点からも、トップレベルで成功するには、プレイヤーは単に持久力としての運動能力だけでなく、筋力、速さ、身軽さ、メンタル面の集中力といった部分まで要求されている。

2005-2006シーズンに、プレミアリーグの中盤の選手、特にジェラードのようにサッカー選手の中でもハードワークできる選手達を対象にある計測が行われた。計測した中盤の選手達の平均の運動量は11.49Kmで、ジェラードの運動量ともそれほど変わらない距離であった。センターバックが1番運動量が少なかったが、それでも1試合に10Kmを少し下回る程度であった。また、中盤の選手は、最も速く走っていたポジションでもあり、1試合の心拍数は平均147拍であった。

激しい強度のプレー(75%以上の速さで走っていること)は、2002年の1チーム1試合平均627本が、2006年には1チーム平均1209本に増加しており、そして、この4年間でスプリント(ダッシュ)の数は40%増加している。※ここでのスプリント(ダッシュ)の定義は、1秒間に7m以上走る速さ、つまり100mを14秒以内で走るランニングとする。

これだけでも、ここ数年でフィジカルの重要性が大きく変化していることは、わかって頂けると思う。

~後編に続く~

対象:全年齢

 

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Tags: データ  リサーチ  全年齢対象  
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Posted: 2011年12月03日 09:51

Reference: How the game of soccer has evolved over the last 20 years Part One

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