ポジティブな言葉選びでコーチング効果をアップ

育成年代チームの指導者にとって、練習や試合中において、ポジティブな言葉選びをこころがけることは重要なポイントのはず。選手たちにとって、常に肯定的な言葉を与えられているだろうか。

 

ネガティブな指示は理解されにくい

どんなコーチも、大事な試合の直前や、敗戦のあと、それに苦しい試合展開の中といった局面では、最適な言葉をチームのために選ぶことに骨を折ることだろう。それでも、こういった状況でこそ、適切な言葉を選手たちへ届けることは、チームの成功に大きく効果を及ぼすことになる。

要は、「適切な言葉」を「適切なタイミング」で届け、その言い方をポジティブにすれば、「コーチからの声かけ」は選手たちにとって、大きな支えとなるということだ。

 

ポジティブな声かけはなぜ必要なのだろう? 

それは心理的に考えて、「ネガティブな指示は理解されにくい」からである。例えば、もし誰かに「黒い色のことを考えるな」と言われた場合、あなたは何を思い浮かべるだろう。きっと「黒い色」のことを、考えてしまっているのではないだろうか?

 

何をするべきかを示す

ポジティブな言葉を選ぶ、とは「――するべきでない」ということの代わりに「――するべきである」ということを示すことともいえる。もちろん後者の方がより、選手の心理状態に大きなプラス効果をも与えることができるからである。

ただ、それでも多くのコーチたちは、「――するべきでないか」を選手に伝えてしまい、ネガティブな心理状態を生みださせている状況が多くある。

「シュートを打つ時はゴールの枠を外さないように」とよくコーチから選手へ声がかけられるが、これも「シュートは枠へ打とう」の方がよい思考を生むのではないだろうか。同様に「ファールしないように」や「ボールをとられるな」なども、ポジティブな言葉に置き換えられるはずだ。

 

実践できるかどうか

このテーマに関して、私も多くのことを考えてきた。そしてU-8チームでの指導時にこの方法論を採用している。

もちろん彼らの年齢もあり、完全に目標を達成したとは言えない。それでも「――するべきでない」という言葉を避け、できるかぎりポジティブな言葉を心がけることは、チームの成長に大きく効果があったと言えるだろう。

小さいもしくは若い、経験の浅い選手ほど、言葉をかけられること自体を、ある意味批判的に受けとってしまうことがある。その結果コーチが導きたい「よりよいパフォーマンスのイメージ」が伝わりづらくなってしまう。

反対に、ポジティブでよりクリアな情報を選手に与えることができれば、より深い理解と発展的な成長を促すことができるだろう。

 

ちなみに、もちろんこのような声のかけ方がより大きな年代には効果がないわけはない。

とにかく選手への話し方を考えるときは、あなたがどんな声をかけられたいか、ということを考えよう。(了)

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Tags: コーチング用ヒント  ジュニア対象  
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Posted: 2011年11月14日 09:52

Reference: Use positive language to improve your coaching

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