FAレベル3(UEFA B) 1日目

本日(2010年5月28日時点)からケントFAのUEFA Bライセンスの講習会が始まった。参加者は総勢24名で、そのうちの多くが以前に私がFAレベル2の講習会の際に担当したコーチたちである。

 

UEFA Bのレベルでは、内容を学び習得することに加えて、コーチたちが実際のプレーもするため、フィットネス面でもよりハードなものとなっている。講習会の6日間でコーチたちはなんと40x30分というセッション数をこなすのである。さらに今日は気温も高かったが、もちろんそれでも講習会は進められる。

 

私とアラン・ウォーカー指導員がまず8vs8のゲームで指導見本を行い、一日をスタートさせた。ピッチの大きさは70x50ヤード(1ヤードは約90cm)で、通常サイズのゴールとオフサイドマークをサイドライン上3分の1地点、両ハーフにそれぞれ設けてある。

 

このトレーニングではコーチたちがゲームマネージメントしやすいよう、両チームとも、基本的に3-2-2のわかりやすいフォーメーションを採用した。

 

まずこのSSG(少人数制ゲーム)、指導トピックは「チームとしてスペースを創る」ということ。

 

トレーニング開始からしばらくフリーにプレーさせたのち、片方のチームにコーチングを行った。なお今回片方のチームのみにコーチングをしたが、試合中は両チームともに声をかけ、試合がリアルな雰囲気の中でプレーされるようにした。

 

最初のコーチングのタイミングで、まず指導を受けるチームが、しっかりとう基本的な攻撃の原則を理解しているかをチェックした。この原則とは、「チームがボールを保持している際には横への広がりと後ろからサポートによってチームとしてスペースを作り、さらにフォワード選手たちが相手ディフェンス陣を押し下げることで、フィールドをできるだけ大きくする」ということである。

 

そしてまず、ゴールキーパーとバック3人に、バックラインからのビルドアップに取り組ませた。素早いサイドチェンジを利用し、ワイドのスペースからサイドバックのどちらかが中盤エリアにボールを運ぶ、もしくは、(相手のフォワード2枚が両サイドバックのマークについた場合)センターバックがドリブルで真ん中からあがる、という形だ。

そして、ミッドフィールダー2人の動きに取り掛かった。自分たちが走りこめるようスペースを作る。もしくはできるだけピッチを大きくする(=スペースを空けること)で他のポジションの選手が入ってこられるようにする。これにより中盤で一時的に3vs2と、数的有利な局面を作ることができる。

さらにフォワードの選手たちのコーチングに話は進む。どんな「賢い動き」ができるか。例えば一人がボール保持者の近くへ、もう一人がロングボールをもらえるように遠くへ、これにより、足もとのパスと同時に相手DF陣の背後のスペースにパスの機会を創り出せる。また、2人でポジションチェンジ(交差する動き)をしてみる、他には2人ともに中央に位置取るか、両サイドに開くことで、ピッチ上にスペースを創り出すといったことである。

 

最後に、またフリーにプレーする時間をとり、コーチングしたチームがしっかりと指導内容を理解しているか、そしてそれを実践できているかの確認をした。



注:ケントFA=イギリス南東部のイングランドサッカー協会支部

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Tags: FA  UEFA  練習アイデア  
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Posted: 2011年09月10日 22:48

Reference: Level 3 UEFA B Day

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