Manchester United 4 - 1 Shalke 04 ライトレビュー

まるで11人全員が控えメンバーで構成されているようなマンチェスター・ユナイテッド(以下Man U)は、それでもシャルケ04(以下シャルケ)を相手にスムーズに試合を展開し、今月末のバルセロナとのウェンブリー・スタジアム決戦へと駒を進めた。

 

まるで11人全員が控えメンバーで構成されているようなマンチェスター・ユナイテッド(以下Man U)は、それでもシャルケ04(以下シャルケ)を相手にスムーズに試合を展開し、今月末のバルセロナとのウェンブリー・スタジアム決戦へと駒を進めた。

 

アレックス・ファーガソン監督(Man U)は週末のチェルシー戦を見据えて多くのベストメンバーを入れ替えていた。ディミトール・ベルバトフはこのヨーロッパ大会では珍しい先発出場を果たし、さらにナニとアンダーソンもスターティングメンバーとなっている。

 

一方ラルフ・ラングニック監督(シャルケ)は、この試合でセルヒオ・エスクデロとベネディクト・ヘーヴェデスを採用し、エドゥのポジションにはユリアン・ドラクスラーを入れた。これによりラウールはさらに前線でのスタートとなった。

 

シャルケは試合開始からすぐに素晴らしいパフォーマンスで、第1節と比べて、よほど大きな攻撃の底力を示すことはできたものの、高い位置からプレッシャーをかけ、ボールを奪いに行かないといけない状況のため、後ろには大きなスペースを作ってしまう。結局試合がすすむにつれ、そのスペースをMan Uに利用されるようになっていった。

 

アントニオ・バレンシアとダレン・ギブソンが前半に得点し、後半にはアンダーソン(全てMan U)が2点を決めた。

 

結局、最後までこの試合を通じてMan Uがピンチに陥っている様相を呈したことは一度もなかった。(ホセ・マヌエル・フラードの得点の時ですら、すでにMan Uは2-0で試合をリードしていた。)両者の対戦はハーフタイムの時点で終了していたと言え、後半のMan Uといえば、週末に向けて体力をセーブすることと、全3人の中盤の選手がすでに大会を通じて警告を受けていることから、決勝で出場停止にならないように気を配っているだけであった。

 

このような試合状況から、深い分析は必要ないと思うが、ここにTotalFootballからの試合分析図がいくつかあるので紹介しよう。

 

 

両サイドバックの攻撃参加(シャルケ)

シャルケはオフェンシブな選手を5人配置していたが、インテル戦同様、主なシュートチャンスはサイドバックから生み出されていた。内田は高い位置でプレーし、クロスボールをあげようと試み、エスクデロも逆サイドで同様のチャンスをうかがっていた。皮肉にも、この2人がバレンシア(Man U)の先制点のキーともなっている。

 

内田のパスがインターセプトされ、エスクデロはその時に高い位置にいたため、自身のポジションを空けていた。

 

バレンシア(Man U)

Man Uのメインの攻撃パターンはできる限りはやく右サイドのバレンシアにつなげるというもので、下の図は彼が受けるボールが、どれだけ中盤センター方向からパスされているかが見てとれる。

 

ファン・デル・サール(Man U)

GKのエドウィン・ファン・デル・サールの配給するボールの図を見ても、やはりMan Uはできるだけ早くバレンシアにパスを通したかったことが分かる。--左サイドにパスを出す際は、左サイドバックにボールを渡すことが多かったことに比べ、右サイドにはより長いボールを出している。

 

シャルケのシュートチャンス

Man Uはもしかしたら、シャルケが自陣の中盤でのオフザボールの動きと、ペナルティボックス付近への走り込みで、多くのチャンス、そして彼ら唯一のゴールを生みだしたと考えているかもしれない。シャルケのシュートの多くはこのエリアから生まれている。

 

Man Uの攻撃

Man Uのオフェンシブサードでのパスはサイドへと集中しており、中央で縦のボールを通そうとはほとんどしていなかった。

 

(了)
 

 

なお、この記事の分析図はこちらのIphoneアプリ'Total Football 2010'より、開発者の同意を得て掲載しております。

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Tags: データ  リサーチ  
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Posted: 2017年02月16日 17:36

Reference: Manchester United 4 - 1 Shalke:Chalkboards

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